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Salesforceの権限セットとは?プロファイルと使い分ける方法や注意点も解説

2026年04月23日

  • Salesforce
  • 設定・管理

はじめに

Salesforce導入・定着活用におけるお困りごとを解決する「セラクCCC」ライターチームです。

 

「Salesforceのユーザごとに適切なアクセス権限を設定できておらず、機密情報の取り扱いに不安がある」
「プロファイルと権限セットの違いが分からず、権限設計が属人化・複雑化してしまっている」
こういった課題を抱えている方が多いのではないでしょうか?

 

本記事では、Salesforceにおけるプロファイルと権限セットの違いをはじめ、それぞれで付与できる権限の考え方や、権限セットの作成・割り当て方法、設定時の注意点について解説します。Salesforceのアクセス制御や権限設計に悩みを抱えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

また、アクセス制御、権限設定などセキュリティについて解説しているこちらの資料「Salesforceアクセス制御 権限設定のポイント」と併せてご活用ください。

 

※関連記事:Salesforceのセキュリティ機能は?管理者に求められる対策や注意点も紹介

 

Salesforceの権限セットとは?

Salesforceの権限セットとは、ユーザーごとに必要なアクセス権限を柔軟に追加できる仕組みです。プロファイルを変更せずに権限を拡張できるため、あらかじめ用意した一つのプロファイルに対して、複数の権限セットを組み合わせて割り当てることができます。

 

これにより、組織や業務内容の変化に合わせたアクセス制御を、シンプルかつ安全に行うことが可能になります。たとえば、営業部のユーザーが人事部の業務も兼任している場合でも、プロファイルを新たに作成する必要はありません。営業用のプロファイルをそのまま利用し、人事業務に必要な権限のみを権限セットとして追加することで、一人のユーザーに対して複数業務に対応した権限設定を行えます。このように、業務単位で権限を“足し算”できる点が、権限セットの大きな特徴です。

 

また、アクセス制御、権限設定などセキュリティについて解説しているこちらの資料「Salesforceアクセス制御 権限設定のポイント」と併せてご活用ください。

 

Salesforceのプロファイルとは?

プロファイルの設定画面

<プロファイルの設定画面>

 

Salesforceのプロファイルとは、ユーザーが「何を操作できるか」を定める基本となる権限設定の仕組みです。オブジェクトや項目、アプリの利用可否などを役割別にまとめて管理し、すべてのユーザーに必ず一つ割り当てられます。

 

すべてのユーザは、最初からアクセス権限を持っていないため、ユーザ作成時にプロファイルを紐づけなければなりません。プロファイルを紐づけることで、ユーザに権限が付与されます。

 

プロファイルによる権限付与<プロファイルによる権限付与>

 

プロファイルの活用により、Salesforceに搭載されている多くの機能やアクセス権限を、効率的に付与・変更できます。

 

たとえば、新入社員のユーザアカウント作成時に、研修用のプロファイルを紐づけておくとします。Aが営業部に配属されることが決定した場合、営業スタッフBと同じプロファイルを紐づければ、簡単に同じ権限の付与が可能です。

 

Salesforceの権限セットとプロファイルの違い

Salesforceにおけるアクセス制御には、「プロファイル」と「権限セット」という2つの仕組みがあります。プロファイルがユーザの基本となるアクセス権限を定義するのに対し、権限セットはプロファイルに対して個別・追加で権限を付与できる仕組みです。

 

プロファイルはユーザごとに必ず1つ設定され、主に職種や役割に応じた標準的な権限の土台として利用されます。一方、権限セットは、特定の業務や一時的な対応など、ユーザごとの例外的な権限を柔軟に追加できるという特徴があります。このように、プロファイルは「基本の権限設計」、権限セットは「権限の補足・拡張」という役割で使い分けることが重要です。

 

また、アクセス制御、権限設定などセキュリティについて解説しているこちらの資料「Salesforceアクセス制御 権限設定のポイント」と併せてご活用ください。

 

権限セットやプロファイルで付与できる権限の項目

権限セットで付与できる権限にはさまざまなものがありますが、主に以下の権限で構成されます。

 

  • ・Apexクラスの権限(オブジェクトの作成元の設計図への権限)
  • ・接続アプリへのアクセス権限
  • ・カスタム権限
  • ・フィールド権限
  • ・オブジェクトの権限
  • ・ユーザ権限(アプリ権限とシステム権限)など

 

権限セットやプロファイルで付与できる権限は、大きく分けると「データアクセス」「システム管理」「ユーザインターフェース」の3つです。

 

  • ・データアクセス
    データに対して「参照」「編集」「削除」などのアクションを行う権限

 

  • ・システム管理
    ログインできる時間帯やIPアドレスを制限するなど、システム全体に関して設定する権限

 

  • ・ユーザインターフェース
    アプリケーション機能やタブ、ページレイアウトの表示・非表示など、ユーザの画面表示に関する権限

 

※関連記事:Salesforceのオブジェクトとは?仕組み・種類・カスタムオブジェクトの作り方をわかりやすく解説

 

【ケース別】権限セットとプロファイルを使い分けて効率的に権限付与する方法

権限セットはプロファイルと同じように、さまざまなツールや機能へのアクセス権限をまとめたものです。

 

ユーザに紐づけられるプロファイルは一つだけですが、権限セットは複数紐づけられます。細かく権限に差異をつけたいユーザがいる場合や、一時的に権限を付与したい場合などに、権限セットを活用すれば、複数のプロファイルを作成するより、効率的に権限を付与できます。

 

権限セットによる権限付与<権限セットによる権限付与>

 

たとえば、「契約の作成、管理」の権限が必要な契約チェック業務を、[プロファイル:標準ユーザ]の総務スタッフが一時的に手伝うケースをイメージしてみてください。

 

必要な権限をまとめた新しいプロファイルを作成して、総務スタッフのプロファイルを変更するより、必要な権限をまとめた「権限セット:契約管理」を作成して、総務スタッフに一時的に紐づけた方が効率的といえます。

 

ユースケースA:100人中3人に権限を付与したい場合

少人数に新たに権限を付与したい場合は、権限セットを使った方が効率的といえるでしょう。紐づけていたプロファイルの異なるユーザがいる場合、プロファイルで対応しようとすると、複数の新しいプロファイルを作成する必要があります。権限セットであれば、新しい権限セットを一つ作成して紐づけるだけで対応できます。

 

ユースケースB:100人中3人の権限を制限したい場合

少人数のユーザについて、現在よりも権限を制限したい場合は、プロファイルを使わなければなりません。

 

プロファイルも権限セットも権限を付与する機能であるため、新しく「権限を制限したプロファイル」を設定して、少人数のユーザに紐づけることで対応可能です。

 

3ステップでできる権限セットの作成・割り当て方法

ここでは、権限セットの作成および権限セットを割り当てる手法を解説します。

 

  • ステップ1:権限セットの立ち上げと情報を入力
  • ステップ2:権限を付与したいオブジェクトを選択
  • ステップ3:権限の内容と対象ユーザを選択

 

ステップ1:権限セットの立ち上げと情報を入力

1. まずは、Salesforceの画面右上にある歯車マークをクリックして、そこから[設定]を選択

 

「設定」を選択<「設定」を選択>

 

2. クイック検索のボックスに「権限セット」と入力し、表示されたリストから[権限セット]を選択

 

「権限セット」を選択<「権限セット」を選択>

 

3. [新規]ボタンをクリックし、作成画面へ

 

「新規」ボタンをクリック<「新規」ボタンをクリック>

 

4. 権限セットの作成画面が表示されたら、「表示ラベル」「API参照名」「説明」の項目を入力し、保存

 

権限セット作成画面<権限セット作成画面>

 

なお、作成画面における「説明」の入力は必須ではありません。しかし、入力しておくことで、一覧画面に表示された際に権限の内容がわかりやすくなります。

 

ステップ2:権限を付与したいオブジェクトを選択

1. 作成した権限セットから、[オブジェクト設定]を選択

 

「オブジェクト設定」を選択<「オブジェクト設定」を選択>

 

2. 表示されたリストから、権限を付与したいオブジェクトを選択

 

権限を付与したいオブジェクトを選択<権限を付与したいオブジェクトを選択>

 

なお、多くのオブジェクトの中から、対象のオブジェクトを素早く見つけるには、「Ctrl + Fキー」での検索がオススメです。

 

ステップ3:権限の内容と対象ユーザを選択

次に権限の内容と割り当てを設定します。

 

1. [編集]を選択し、リストの中から付与したいオブジェクト権限のチェックボックスにチェックを入れて、[保存]をクリック

 

チェックボックスにチェックを入れる<チェックボックスにチェックを入れる>

 

2. [割り当ての管理]を選択

 

「割り当ての管理」を選択<「割り当ての管理」を選択>

 

3. [割り当てを追加]を選択し、ユーザの一覧から対象となるユーザをチェックし、「次へ」を押下した後、[割り当て]をクリック

 

「割り当て」をクリック<「割り当て」をクリック>

 

また、アクセス制御、権限設定などセキュリティについて解説しているこちらの資料「Salesforceアクセス制御 権限設定のポイント」と併せてご活用ください。

 

プロファイルと権限セット活用の注意点

プロファイルと権限セットを使用するうえで、注意しておくべきポイントを2つ紹介します。

 

  • [すべて表示][すべて変更]権限に設定しない
  • 権限セットは「用途」に合わせて作成する

 

[すべて表示][すべて変更]権限に設定しない

プロファイルのオブジェクト権限で、[すべて表示]と[すべて変更]権限を設定すると、他の権限付与や制限の設定状況に関係なく、当該オブジェクトの全レコードに対してアクセスが可能です。特定のオブジェクトに対する「管理者権限」のように、非常に強い権限となるため、注意して使いましょう。

 

権限セットは「用途」に合わせて作成する

[権限セット:部長]のように、役職に合わせた[権限セット]を作成しようとしても、付与したい権限は部署によって異なります。したがって、営業部長や広報部長など部門長ごとに作成する必要があることから、効率的とはいえません。[権限セット:支払い状況管理]のように、「職種、役職で権限セットを作らない/用途で作成する」ことを意識すると、汎用性が高く使いやすい権限セットを作成できます。

 

Salesforceにおけるアクセス制御には、プロファイル機能に加え、さらに詳細な権限が付与できる、権限セット機能があります。一つのプロファイルに複数の権限セットを設定できることから、プロファイルを増やさずに、効率的な権限の付与が可能です。

 

また、アクセス制御、権限設定などセキュリティについて解説しているこちらの資料「Salesforceアクセス制御 権限設定のポイント」と併せてご活用ください。

 

Salesforce定着活用に関するお悩みをご相談

 

Salesforceの定着・活用でお困りの方はセラクCCCにご相談ください

プロファイルと権限セットは、セキュリティに関わるアクセス権限の基礎であり、Salesforceを導入した時点で早めに設定しておきたい機能です。しかし、権限付与を使いこなすためには、Salesforceの機能やデータに関する多くの知見が必要です。Salesforceの導入を成功させるためには、データ入力や社内でのSalesforceに関する知見の共有など、ほかにも早めに行うべきことは多く、社内のリソースだけで対応するのは難しいケースもあります。

 

セラクCCCはSalesforce定着・活用支援トップクラスの公式コンサルティングパートナーとして、全国500社(2025年12月時点)を超える実績と400名(2025年12月時点)を超える専門コンサルタントが在籍しており、内製化支援をはじめ複合的なクラウド活用のご提案が可能です。元営業担当のメンバーも多く、高いコミュニケーション力で現場に寄り添いながら、 Salesforceの定着活用を主体的に支援します。まずはお気軽に無料相談からお問い合わせください。

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この記事の執筆者

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株式会社セラクCCC

株式会社セラクCCCは、Salesforceをはじめとするクラウドシステムの定着・活用支援を担うカスタマーサクセス企業です。
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当社は、セラク(東証スタンダード上場)のグループ会社です。

この記事の監修者

Salesforce活用コンサルタント

新卒から約5年間福祉領域の人材紹介業に従事。キャリアアドバイザー職、法人営業職を経てマーケティング部に異動。この際、Salesforceを活用したテレアポの効果的な手法探索、およびSalesforceとMAツールを連携した集客の立案に携わりカスタマーサクセスおよび、業務に効果的なCRMの在り方を更に高めたいという思いで2021年にセラクCCCに入社。
現在は社内で使用しているSalesforce保守運用業務に従事し、営業、経理、バックオフィス等各職種で必要な機能をヒアリングから実装、運用保守まで担当している。

・Salesforce認定保有資格
-Platform アドミニストレーター 上級
-Sales Cloud コンサルタント
-Service Cloud コンサルタント
-Marketing Cloud Account Engagement コンサルタント
-Platform Sharing and Visibility アーキテクト
-その他多数(Experience Cloud、Field Service、Data アーキテクト、AI アソシエイト、アプリケーションビルダーなど)
※資格の詳細はSalesforce公式資格ページをご覧ください。

※Salesforceの定着活用に関する記事監修を多数

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