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Salesforce研修のメリットは?|受ける方法や選び方を詳しく解説

2025年07月28日

  • Salesforce
  • 定着・活用

はじめに

Salesforceの導入・活用に課題を感じている企業の営業企画・経営企画、またはSalesforce担当者に向けて、Salesforce研修のメリットや具体的な受講方法、選び方について詳しく解説します。「どの研修を選べばよいのか」「研修によって何が得られるのか」といった疑問や悩みを解消し、Salesforceの真価を最大限に引き出すためのヒントが得られる内容です。
Salesforceの研修には、専門講師を招いての研修、オンラインでの学習、集合研修など、さまざまな形式があります。それぞれの違いや、研修後のサポート、助成金制度の活用について解説します。さらに、Salesforceの定着・活用支援において豊富な実績を持つセラクCCCのサービスについても紹介するので参考にしてください。

セラクCCCのSalesforce活用研修については、こちらを参照ください。

 

Salesforceの研修を受ける5つのメリット

Salesforceのスムーズな導入・定着・運用を実現するには、専門的な研修を受けることが効果的です。ここでは、Salesforce研修を受ける主なメリットを紹介します。

 

  1. 1. Salesforceの専門家から専門知識を得られる
  2. 2. Salesforceの現場定着率が向上する
  3. 3. 受講者のビジネス精度が向上する
  4. 4. Salesforceの学習コストを抑えられる
  5. 5. 研修コストの補助として助成金を活用できる場合がある

 

1.Salesforceの専門家から専門知識を得られる

経験豊富な講師から学ぶことで、基礎から応用までの実践的なスキルを効率よく身につけられます。Salesforceの最新機能や業界のベストプラクティスを学べ、日常業務への適用がスムーズになります。また、個別の質疑応答を通じて、自社の課題に即した具体的な活用方法を理解できる点も大きなメリットです。

 

2.Salesforceの現場定着率が向上する

研修を受けることで、従業員はSalesforceの操作に慣れ、日常業務に必要な機能を習得し、これまで感じていた操作への不安や抵抗感を軽減できます。正しいデータ入力方法やSalesforce活用のメリットを理解することで、従業員の入力精度と活用意欲が向上し、質の高いデータが蓄積され、レポート作成や分析の精度も高まります。組織全体のスキルレベルが底上げされ、Salesforce導入による効果を最大限に引き出すことが可能です。

 

3.受講者のビジネス精度が向上する

研修の受講により、受講者の業務遂行能力やビジネス判断の精度が向上し、より正確なデータ分析と意思決定が可能です。さらに、顧客情報や営業活動データを効果的に分析し、戦略立案に活かすスキルを習得できます。とくに、レポートやダッシュボードの活用方法を学ぶことで、業務状況を可視化し、改善のための具体的な施策を検討しやすくなります。

 

4.Salesforceの学習コストを抑えられる

外部の専門機関への研修委託により、社内教育体制構築や教材準備の手間と時間を大幅に削減できます。とくにSalesforceはアップデートが頻繁に行われるため、常に最新の情報にもとづいた教育が求められますが、外部研修を利用すれば、こうした情報のキャッチアップもスムーズです。また、OJTだけでは習得しづらい体系的な知識やスキルも、短期間で効率的に学べるため、従業員の学習時間が短縮され、結果として、学習コスト全体の削減につながります。

 

5.研修コストの補助として助成金を活用できる場合がある

国や地方自治体が実施している人材開発・育成などの支援制度を利用し、助成金を受給できる可能性があります。利用可能な場合、研修コストを軽減しつつ、従業員のスキルアップを図れます。
たとえば、厚生労働省が実施する「人材開発支援助成金」では、従業員の職業訓練に対して一定額の助成が受けられる可能性があります。ただし、助成金の可否や詳細は常に最新情報を確認する必要があるため、厚労省や自治体の公式情報を参考に計画することが重要です。

 

参照:厚生労働省|人材開発支援助成金

 

Salesforceの研修を受ける方法

Salesforceの研修方法は、企業の目的や従業員の学習スタイルに応じて選択可能です。ここでは、代表的な研修の種類を紹介します。

 

  • ・専門の講師を自社に招く
  • ・個別指導の研修を導入する
  • ・オンライン研修に参加する
  • ・指定の研修施設に通学する
  • ・集合研修に参加する
  • ・e-ラーニングを活用する
  • ・専門ベンダーのウェビナーに申し込む

 

専門の講師を自社に招く

指定した日時に自社の会議室や研修室で講義を実施するオーソドックスな方法で、従業員の移動負担が軽減されます。複数名の同時受講も可能です。最大の利点は、自社の状況や課題に応じて、研修内容のカスタマイズを依頼できることです。
ただし、費用が高額になるケースも多いため、事前に予算を十分に検討する必要があります。

 

個別指導の研修を導入する

受講者一人ひとりのスキルレベルや学習目標に合わせて、講師から指導を受ける方法です。研修内容はカスタマイズが可能であり、特定の機能や課題に特化した内容を深く学べるほか、きめ細やかなサポートを期待できます。とくに、Salesforceの専門講師から直接指導を受けることで、具体的な疑問や実務での課題解決に対応しやすくなります。また、疑問点を納得がいくまで質問・相談できるのも大きな魅力です。
ただし、受講者一人ひとりに対応するため、高額な費用がかかる場合が多い点には注意が必要です。

 

オンライン研修に参加する

インターネット環境さえあれば、場所を選ばずに受講できる便利な方法です。自社向けにカスタマイズされた研修を、全国どこからでも受講できます。さらに、移動時間が不要なため、効率よく学習時間を確保できる点もメリットです。受講者は自分のペースで質問や相談をしながら学習を進められます。
ただし、直接対面でのやり取りがないため、質問や疑問点の解消に時間がかかる場合があります。また、受講者のモチベーション維持が課題となることもあり、適切なフォローアップの仕組みが重要です。

 

指定の研修施設に通学する

研修を依頼した企業の提携スクールや教育施設などに受講者が直接足を運び、対面形式で学ぶ方法です。研修に最適化された環境で、集中してSalesforceのスキルを習得できます。また、他の受講生との交流を通じて情報交換ができ、学習意欲の向上も期待できます。
決まった時間・場所で学べる反面、柔軟なスケジュール調整が難しく、固定カリキュラムがニーズに合わない場合もあります。

 

集合研修に参加する

複数の企業から参加者を集めて実施される公開講座形式の研修です。標準化されたカリキュラムに沿って、効率的に学習を進めることが可能で、比較的安価な費用で受講できる点がメリットです。さらに、他の参加者との意見交換やグループワークを通じて学びを深める機会が多く、視野を広げられるだけでなく、受講者同士でモチベーションを高め合う効果も期待できます。
一方で、カリキュラムがすべてのニーズに合わないことや、大人数での学習が苦手な人には不向きな場合もあります。

 

e-ラーニングを活用する

研修元が作成した学習資料をオンラインで閲覧し、自分のペースで学習を進められる方法です。ビデオ講座やスライド資料などの多様なコンテンツを利用することで、繰り返し学習でき、知識の定着を図るうえで効果的です。時間や場所の制約を受けることなく、全国どこからでも受講できるという柔軟性も魅力です。大人数に基礎知識を効率的に付与するのが目的である場合や、費用を抑えた研修を希望する場合に適しています。
ただし、講師や他の受講者との交流がないため、モチベーションの維持が難しくなる可能性があります。また、一部の受講者は教材を読むだけで内容をしっかり理解しないまま研修を終えてしまうことがあるため、どれだけ学べたのかがはっきりしないこともあります。必要に応じてフォローアップの仕組みを導入することで、研修効果をさらに高められます。

 

専門ベンダーのウェビナーに申し込む

Salesforceパートナー企業や専門ベンダーが定期的に開催しているウェビナーに参加するのも、効率的な学習手段のひとつです。Salesforceの最新機能や活用ノウハウ、業界別の活用事例など、特定のテーマに特化した知識を無料で得られることが多くあります。リアルタイム配信のウェビナーであれば、講師に直接質問できる質疑応答の機会も設けられており、理解を深めやすいのが特徴です。また、オンデマンドでの視聴が可能なウェビナーもあります。

 

Salesforce研修の選び方

最適な研修を選ぶためには、以下のポイントを参考にしてください。

 

  1. 1. 研修元・講師がSalesforceの公式パートナーであるか
  2. 2. 自社の課題解決が可能な研修内容か
  3. 3. 従業員が受講しやすい研修形式か
  4. 4. 従業員が能動的に受講できる研修か
  5. 5. 従業員の学習レベルを管理できそうか
  6. 6. 研修後のフォローアップが充実しているか

 

1.研修元・講師がSalesforceの公式パートナーであるか

公式パートナーによる研修は、Salesforceに関する正確で最新の知識に基づいた内容が提供されるため、高い信頼性があります。また、Salesforce認定講師による指導は、一定のスキルレベルが保証されており、安心して学べます。公式パートナー企業を選ぶことで、Salesforce活用に必要な専門知識やノウハウを効率的に学べるだけでなく、自社の課題に適した実践的なアドバイスを受けることも可能です。

 

2.自社の課題解決が可能な研修内容か

たとえば、「顧客管理の精度を高めたい」「営業プロセスを効率化したい」といった具体的な課題の解決に直結する内容であれば、研修後の成果も実感しやすくなります。また、基本操作だけでなくレポート作成やデータ分析など、より実践的なスキルの習得が可能な研修を選ぶと、業務活用の幅が広がります。さらに、自社の業務フローにあわせて研修内容をカスタマイズできるかも確認すべきポイントです。カスタマイズが可能な研修であれば、現場にフィットしやすく、社員の理解度や定着率の向上が期待できます。

 

3.従業員が受講しやすい研修形式か

従業員の勤務体系や場所の制約に応じた研修形式を選ぶことが重要です。対面型、オンライン型、e-ラーニングなど、さまざまな選択肢の中から、自社に最適な形式を選びましょう。これにより、全国の拠点やリモートワークの従業員も公平に参加できる環境を整えられます。さらに、通学型や集合研修など移動負担のある形式を選ぶ場合は、通常業務とのバランスを考慮し、従業員が無理なく受講できるスケジュールであるかどうかを確認することが必要です。

 

4.従業員が能動的に受講できる研修か

座学だけではなく、実践的な演習や質疑応答の時間がしっかりと確保されている研修を選ぶことで、受講者の学習効果を大きく高められます。また、実技演習の有無で、受講者の参加意欲を引き出す工夫が施されているかも確認しましょう。
一方で、研修の形式が受講者に適していない場合、積極性が損なわれるおそれがあります。参加者の特性や業務ニーズを把握したうえで形式を選定することが重要です。

 

5.従業員の学習レベルを管理できそうか

従業員の学習状況や進捗を管理する仕組みが整っているかを確認することも重要です。たとえば、理解度テストやアンケートを通じて研修効果を測定できるかどうか、また受講者の習熟度を管理者が把握できるシステムが提供されているかをチェックするようオススメします。こうした管理機能があれば、研修結果にもとづいて、個別にフォローアップしたり、追加教育を計画したりできるようになります。

 

6.研修後のフォローアップが充実しているか

研修が終わったあとも、質問対応や相談窓口が設けられていれば、実務での疑問やつまずきを早期に解消できるため、学習効果を持続させやすくなります。研修資料の配布や録画アーカイブの提供があるかどうかも重要です。復習のしやすさが学んだ内容の定着に直結するためです。さらに、実務での活用を前提とした継続的なサポートやフォローアップセミナーの有無も確認しておきたいポイントです。

 

Salesforceの研修なら、セラクCCCの「定着・活用支援」

セラクCCCは、Salesforce社認定のコンサルティングパートナーの中でも、カスタマーサクセス(定着・活用)領域でトップクラスの実績を誇る国内パートナーです。Salesforce導入後の定着化と活用促進に特化し、企業ごとの課題解決をサポートします。
セラクCCCでは、専門家によるコンサルティング・研修・運用保守、さらには開発サポートまで多岐にわたるサービスを提供しており、Salesforceの利用率向上や投資対効果の最大化の実現など、企業のビジネス成果向上に大きく貢献しています。
また、セラクCCCの支援は、幅広いSalesforce関連製品(Account Engagement(旧 Pardot)、Tableau、Marketing Cloud、Quipなど)にも対応します。複合的な活用支援を行うことが可能で、企業の多様なニーズに応えます。
さらに、常駐型とリモート型のサポートを組み合わせ、柔軟かつ迅速に対応可能な体制を確立しています。豊富なノウハウと実績を活かした「定着・活用支援」によって、Salesforceの効果を最大限に引き出します。

 

セラクCCCのSalesforce活用研修については、こちらを参照ください。

セラクCCCのSalesforce定着・活用支援については、こちらを参照ください。

 

Salesforce「定着・活用支援」の活用事例

セラクCCCの「Salesforce定着・活用支援」サービスは、業務効率化やシステム管理コスト削減を目指す企業に広く活用されています。たとえば、アットホーム株式会社様では、Salesforceを導入後、セラクCCCの支援を受けて複数のSalesforceツール間の連携を構築し、営業活動の効率化とシステム管理コストの大幅な削減を実現しました。また、専門コンサルタントによる柔軟で的確な提案を通じて、業務環境の安定化と機能拡張を進めることができています。

 

事例の詳細については、こちら(アットホーム株式会社様の活用事例)を参照ください。

 

セラクCCCでは定期的にSalesforce活用のためのセミナーやウェビナーを開催しています。最新の機能や活用方法について学びたい方は、下記の「イベント(セミナー・ウェビナー)情報」をご参照ください。これらのイベントを通じて、Salesforceの定着と活用促進に役立つ知識を得られます。

https://www.ccc.seraku.co.jp/service/event/

 

まとめ

Salesforce研修は、専門知識の習得、現場へのスムーズな定着、受講者のビジネス精度向上、学習コストの最適化、そして助成金による費用負担軽減の可能性といった、多岐にわたるメリットを企業にもたらします。研修方法は多様であり、企業の目的や従業員の学習スタイルにあわせて最適な形式を選択することが重要です。
研修を選ぶ際には、研修元や講師の信頼性、研修内容の自社課題への適合性、従業員の受講しやすさ、能動的な学習を促す工夫、学習レベルの管理機能、さらには研修後の充実したフォローアップ体制を確認しましょう。
Salesforceの運用、定着・活用支援なら、実績豊富なセラクCCCにご相談ください。

 

サービス資料は、こちら(サービス資料ダウンロード)からご覧いただけます。

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この記事の執筆者

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株式会社セラクCCC

株式会社セラクCCCは、Salesforceをはじめとするクラウドシステムの定着・活用支援を担うカスタマーサクセス企業です。
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