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はじめに
Tableau定着・活用支援におけるお困りごとを解決する「セラクCCC」ライターチームです。
「Tableau CloudとTableau Serverのどちらを選ぶべきか分からない」
「バージョンアップやクラウド化が進む中で、従来の選び方が本当に正しいのか不安」
こういった課題を抱えている方も多いのではないでしょうか。
『Tableau Cloud(旧Tableau Online)』と『Tableau Server』は、いずれも「分析によって得たインサイトの共有」を主目的とした製品ですが、近年は新機能の追加やクラウドサービス全体の利用拡大により、製品選定の考え方も変化しています。
本記事では、Tableauのライセンス契約前に知っておきたい『Tableau Cloud(旧Tableau Online)』と『Tableau Server』の違いや選定ポイントについて解説します。Tableau製品の選び方に悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
TableauとSalesforceを連携することで得られるメリットを解説した以下の資料も併せてご活用ください。
TableauとSalesforce連携 より便利に使える2つのポイント①
TableauとSalesforce連携 より便利に使える2つのポイント②
※関連記事:Tableauとは? BIツールの基礎知識と使い方、特徴を解説
Tableau Cloudとは、Salesforce社が管理するクラウド基盤上で、分析・共有・閲覧までをインターネット経由で行えるTableauのクラウド型BIプラットフォームです。
2022年6月に発表された『Tableau Cloud』は、『Tableau Online』の後継となります。また、『Tableau Cloud』はTableauを提供するセールスフォース社が管理するサーバを利用し、ほかのクラウドサービス同様、インターネット経由で場所を選ばずオフィス外からもアクセスできる利便性が大きな特徴です。
『Tableau Cloud』は単なる分析結果の共有・閲覧ツールではありません。データ分析サイクル全体を効率的に進めるための機能を備えています。
たとえば、Slackと連携してデータや分析結果をシームレスに共有できる機能や、AIを利用してデータを活用できる「データに聞く」や「データの説明を見る」という名称の分析拡張機能もあります。2022年6月にはダッシュボード内容の要約を自動的に生成する「データストーリー」が実装されるといったように、新機能の追加も活発です。
※関連記事:Tableauダッシュボード作成のポイント「見やすく、使いやすく」の基礎知識
※関連記事:データ分析にはExcelよりTableauが効果的! TableauとExcelの違い、機能や導入後の変化を解説
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Tableau Serverとは、自社サーバー上でTableauを運用し、セキュリティや環境を自社管理しながらデータ分析・共有を行えるオンプレミス型のBIプラットフォームです。
『Tableau Server』も単なる分析結果の共有・閲覧ツールではなく、データ分析サイクル全体を効率的に進める機能を備えている点は、『Tableau Cloud』と同様です。
『Tableau Cloud』と大きく異なるのは、『Tableau Server』をユーザ管理のサーバにインストールする点です。ユーザが自社サーバを運用して、インターネットを介さずにイントラネットの形でTableauを活用するというように、自前のITインフラを利用したい場合に『Tableau Server』は適しています。
最新バージョンのTableau製品を利用するためには、年に数回のアップグレードが欠かせません。セールスフォース社がサーバを管理する『Tableau Cloud』と違い、自社でサーバを運用する『Tableau Server』は、アップグレード作業も自社スタッフが行う必要があります。安全に作業を進めるためには、本番環境以外にテスト環境を利用する、バックアップを用意して復旧可能なポイントを作っておくといった手間も必要であり、社内スタッフに運用負荷がかかることは覚えておきましょう。
2製品の大きな違いは、共有のために利用するサーバの管理者が異なる点です。これが原因となり、サーバ管理者の人件費だけでなくコストとカスタマイズ性、インシデント発生時の責任といったようにさまざまな面で違いが生じます。
『Tableau Server』を利用する場合は、ユーザ自身がサーバを用意して製品のインストールから管理・保守運用までを行う必要があります。そのため運用コストはかかりますがカスタマイズ性は高く、セキュリティ強度を求める金融機関をはじめとした企業に多く利用されています。ほかにも部署や支社で閲覧できる範囲が異なる複数のサイトを運用する、ストレージ容量を変更するといったカスタマイズも可能です。
『Tableau Cloud』を利用する場合は、サーバ管理はTableauを提供しているセールスフォース社が担当するため、ほかのクラウドサービス同様ユーザ側の事前準備が不要であり、手軽に導入できて運用コストを抑えられます。ほかにも『Salesforce』のようなクラウドサービスを利用している場合は、Tableauの利用開始に際してセキュリティ面で追加コストがかからないのも魅力です。しかし、サーバ側で設定が必要なカスタマイズは難しいといったネックがあることは覚えておきましょう。
※関連記事:TableauとSalesforceの接続方法やメリットを解説
※関連記事:見やすく使いやすいTableauダッシュボードを作るポイント
『Tableau Server』を外部から切り離し、自社ビル内のサーバとイントラネットを利用してビル内の社員だけアクセスできるように運用すれば、プロバイダやネットワークに起因するインシデントリスクを避けられます。しかし自社サーバや社内ネットワークに問題が発生した際には、自社が責任を負い、社内人員で対応することが必要です。
一方で『Tableau Cloud』はクラウドサービスであり、セールスフォース社の管理するサーバにインターネット経由でアクセスするため、ネットワークに起因するインシデントを避けられません。地震災害で事業所とサーバ間の回線が物理的に切断されてしまったという場合には回線事業者が、サーバに起因する障害にはセールスフォース社がそれぞれ対応します。障害発生時に自社への負荷が抑えられるというメリットはありますが、自社が「コストがかかっても急いで復旧したい」と希望しても実現は難しいというデメリットもあります。
Tableauを導入した後でも、随時『Tableau Cloud』から『Tableau Server』へ、または『Tableau Server』から『Tableau Cloud』へ移行できます。社内システムの変化やほかのクラウドサービス利用を始めたといった理由で、利用するサーバを移行したいという場合も困りません。
どちらの製品を選ぶと長期的なメリットがあるか事前に想定できない場合は、手間や費用の軽い方で運用を開始し、利用状況を勘案して必要であれば移行する、という方法もオススメです。
ただ、2つの製品では利用できるストレ―ジ容量に差があることには注意が必要です。『Tableau Server』のストレージ容量はユーザ企業が調整できますが、『Tableau Cloud』にはサイト1つにつきストレージ容量1TBの制限があります。別途『Tableau Advanced Management』を利用すればセキュリティ強化やストレージ容量の追加が可能ですが、別途費用がかかるためストレージ容量だけでなくコストベネフィットの検討が必要です。そのため手間はかかりますが移行の際に、バックアップデータをローカルストレージに保存する、使わなくなったデータを削除するといった方法でデータを整理してコンパクトにまとめるのが効果的です。
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ここではTableau Cloudを選ぶ際のメリットを解説します。
Tableau Cloudはクラウド提供のため、自社でサーバーや基盤を準備せずに始められます。環境構築やパッチ適用、保守といった作業を抱え込まなくてよいので、情シスの運用負担を抑えながら導入を進められるのが特長です。初期投資も小さく、まずはPoCや小規模チームで試し、成果に応じて段階的に拡張する運用にも向いています。
Tableau Cloudでは、バージョン管理やアップデート作業を利用者が意識する必要はありません。機能追加やセキュリティ対応はサービス側で自動的に反映されるため、常に最新の状態で利用できます。新しい分析機能が提供されると速やかに利用可能になる点も大きな特長です。運用担当者は更新作業に追われることなく、分析やダッシュボード活用に集中でき、継続的に価値の高いデータ活用を実現しやすくなります。
Tableauにはさまざまな製品があります。データクリーニングに特化した『Tableau Prep Builder』や、可視化したデータの閲覧用の『Tableau Reader』といった分析サイクルの1工程に対応した製品だけではありません。『Tableau Desktop』はデータ収集から新たな知見獲得までの多くの工程について、手元の端末を利用して分析を進める際に便利です。2024年にはAIを活用して自動的にユーザが追跡する指標の変化傾向や要因、外れ値などを検出して重要なインサイトを提示する『Tableau Pulse』といった製品も登場しています。
『Tableau Cloud』と『Tableau Server』はこの製品群のなかでも、データクリーニングから知見の共有まで、データ分析サイクルの多くの工程に対応している製品です。とくに、『Tableau Desktop』と『Tableau Reader』とはそれぞれ対応する工程で重複している部分があるため、違いをしっかりと把握しておきましょう。

<データ分析サイクルとTableau製品の対応>
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Web作成環境とTableau Desktopの最大の違いは、操作性と作業の自由度にあります。どちらもグラフ作成や可視化、分析による知見獲得といったデータ分析の中核工程に対応していますが、利用環境や操作感には違いがあります。
『Tableau Cloud』や『Tableau Server』のWeb作成環境では、分析結果の共有機能も備わっているため、Tableau Desktopを使わずにブラウザ上でデータ分析を進めることが可能です。また、環境構築が不要で、手軽に分析を始められる点が特長です。
一方、手元の端末にインストールして利用する『Tableau Desktop』は、右クリックメニューやキーボードショートカットなどの操作が豊富で、細かな分析や作り込みに向いています。そのため、Tableau Desktopの操作に慣れているユーザほど、Web作成環境では一部の操作が制限されていると感じる場合があります。
※関連記事:Tableau Desktopとは?BI導入を検討する際に知りたいTableau基礎知識
※関連記事:Tableau Prep Builderを活用してデータ分析の準備を効率化
Tableau Readerは分析結果をファイルとして配布・閲覧する方式なのに対し、サーバ共有は分析結果をサーバ上で一元管理し、常に最新の状態を安全に共有できる点が大きな違いです。
『Tableau Reader』は『Tableau Desktop』での分析結果を、Tableauパッケージドワークブックというファイル形式で共有する無料のツールです。WindowsとmacOSのどちらにも対応しており、ダウンロードして利用できます。
サーバを利用した共有はタイムラグが少なく、コピーしたパッケージドワークブックを閲覧者の端末に保存しないため、セキュリティ面でも安全性が高いといった特徴があります。そのため、『Tableau Cloud』や『Tableau Server』をメインに運用しつつ、場合によっては無料の『Tableau Reader』を組み合わせて利用しましょう。

<ファイルベースの共有とサーバでの共有>
※関連記事:分析結果の閲覧はTableau Readerで十分? Tableau Viewerとの違いは?
※関連記事:Tableau無料トライアル版に触って、まず慣れよう
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Tableau一般ユーザにとっては、利用するサーバの違いよりもTableauライセンスの種類が大きく影響します。クリエイターとエクスプローラー、ビューワーの3種類のライセンスがあり、このライセンスによって利用できる製品の機能範囲が異なります。ビューワーは基本的に閲覧用、エクスプローラーはビューワーの機能に加えて簡単な分析やカスタマイズが可能、クリエイターは製品に備わった機能すべてを利用できるライセンスです。

<ライセンスの種類により利用できる機能に差がある>
ビューワーとエクスプローラー、クリエイターそれぞれのライセンスでできることの違いについて、『Tableau Cloud』と『Tableau Server』のWeb作成機能に関わる部分にしぼって以下の表にまとめました。
ライセンスによってほかのTableau製品で利用できる機能も異なるため、利用できるWeb作成機能の違いだけで最適なライセンスを選ぶことはできませんが、参考にしてください。
| ライセンスによってできることの違い | |||||||||||||
| クリエイター | |||||||||||||
| ・ブラウザ上でデータへの新しい接続を作成 | |||||||||||||
| ・ワークブック (.twb ファイルと .twbx ファイル) をアップロード | |||||||||||||
| ・ブラウザまたは『Tableau Desktop』からの、データソースおよびワークブック構築と公開 | |||||||||||||
| ・公開されているワークブックをブラウザまたは『Tableau Desktop』で編集 | |||||||||||||
| ・新しいデータフロー作成と既存フローの編集 | |||||||||||||
| ・ダッシュボードスターターの使用 (『Tableau Cloud』のみ) | |||||||||||||
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Tableauを導入する際、『Tableau Cloud』と『Tableau Server』のどちらかを選択する必要があります。しかし、Tableauの運用体制やほかのクラウドサービスの利用状況、全社的な情報セキュリティ管理といったさまざまな要素と関連した知識が求められ、判断は簡単ではありません。またTableauの導入を成功させるためには本記事でご紹介したほかにも、ビジュアル分析に関する基礎知識の習得といった準備が必要になります。
そこで、「Tableau導入を成功させるため、事前に社内講習会を開催してほしい」「Tableau活用を相談できるプロフェッショナルに常駐してほしい」といった場合はぜひお気軽に無料相談ください。
セラクCCCには400名(25年12月時点)超のSalesforce/Tableau専門コンサルタントやセキュリティ技術者が在籍しています。データに基づいた効率的な活動を実現するために、Tableauの導入から日々の活用推進までお客様の状況に合わせた支援をいたします。Tableauの定着や活用にお悩みの方は、ぜひ以下の資料をダウンロードください。
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この記事の執筆者

株式会社セラクCCC
株式会社セラクCCCは、Salesforceをはじめとするクラウドシステムの定着・活用支援を担うカスタマーサクセス企業です。
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当社は、セラク(東証スタンダード上場)のグループ会社です。
この記事の監修者
Salesforce活用コンサルタント
新卒から約5年間福祉領域の人材紹介業に従事。キャリアアドバイザー職、法人営業職を経てマーケティング部に異動。この際、Salesforceを活用したテレアポの効果的な手法探索、およびSalesforceとMAツールを連携した集客の立案に携わりカスタマーサクセスおよび、業務に効果的なCRMの在り方を更に高めたいという思いで2021年にセラクCCCに入社。
現在は社内で使用しているSalesforce保守運用業務に従事し、営業、経理、バックオフィス等各職種で必要な機能をヒアリングから実装、運用保守まで担当している。
・Salesforce認定保有資格
-Platform アドミニストレーター 上級
-Sales Cloud コンサルタント
-Service Cloud コンサルタント
-Marketing Cloud Account Engagement コンサルタント
-Platform Sharing and Visibility アーキテクト
-その他多数(Experience Cloud、Field Service、Data アーキテクト、AI アソシエイト、アプリケーションビルダーなど)
※資格の詳細はSalesforce公式資格ページをご覧ください。
※Salesforceの定着活用に関する記事監修を多数
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